暗号

暗号文

暗号 暗号文には主に文字を別の文字、記号に置き換える換字式暗号と、文字を様々な法則に従って並び替える転置式暗号がある。
ここではそれぞれの暗号文についての解説と事例、解読方法や自動変換機能の提供を行っています。
みなさんが他人に知られたくない文章を暗号化したいときに活用していただければ幸いです。

換字式暗号

換字(かえじ)式暗号とは文字を置き換えることで元の文章を分からなくする暗号化の方法。辞書の順番に従って一定の文字数ずらしていくカエサル暗号(シーザー暗号)や、暗号キーを使って特定の法則に従って文字を置き換えるヴィジュネル暗号等がある。
カエサル暗号のような暗号文の文字が常に同じ文字になる単一換字式暗号と、ヴィジュネル暗号のような複雑な多表式による暗号に分かれる。

転置式暗号

転置式暗号 転置(てんち)式暗号は元の文字を並び替えることでて暗号文を作成する暗号のこと。図形を使って並び変えるもの、特定の道具を使って暗号化するものなどがある。
転置式は元の文字がそのまま並び変えられているだけであるが、文字数が多いと文字数の階乗パターン存在することになる。例えば10文字であれば10の階乗で3,628,800パターンもありこれだけ見ると解読は非常に困難に思えるものである。

漢字暗号

漢字暗号とは、漢字を使って暗号文を作成する手法のことを指します。これには、漢字の異体字や、異なる書き方などを使用します。

例えば、「日」の漢字を「月」に変えるなどして、暗号文を作成します。

漢字暗号は、古代中国から伝わってきた暗号技術であり、日本でも使用されてきました。

ただし、現代においては、漢字暗号は安全性が低く、解読される可能性が高いため、一般的には使用されていません。/p>

平仮名暗号

平仮名暗号とは、平仮名を使って暗号文を作成する手法のことを指します。これには、平仮名を異なる文字に置き換える方法や、平仮名を特定のパターンに従って並べ替える方法などがあります。

例えば、「あ」を「い」に変える、「か」を「き」に変えるなどして、暗号文を作成します。

平仮名暗号は、第二次世界大戦中に日本軍が使用した暗号技術のひとつで、解読されることも多かったですが、当時は敵による電子解読の技術が限られていたため、有効な手段だったと言われています。