(1)法会(ホウエ)などで、大部の経文の題名と初・中・終の要所数行の数行を読み、全巻の読誦(ドクジュ)に代えること。 また、その読み方。 ことに『大般若経』(600巻)で、また宗派では天台宗・真言宗・禅宗などで広く行われる。 日本では奈良時代から経巻を繰って行われ、次第に儀礼化して華美となり、折本(オリホン)を空中に翻らせる形式となった。 「転経(テンギョウ)」,「略読(リャクドク)」とも呼ぶ。
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