(1)中国、北宋の元豊年間(1078~1085)に鋳造された方孔の銅銭。真書・篆書の2書体がある。 日本・朝鮮・ベトナム・ミャンマーなどでも流通した。 日宋貿易により日本にも他の宋銭とともに大量に移入され、平安末期から戦国末期まで採用された。模造も盛んに行われ、実際には江戸初期まで流通していた。 また、明朝末期には騒乱で中国内での鋳銭が不足し、日本で鋳造された元豊通宝などが逆輸出された。
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