"倭"がつく言葉

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言葉倭名
読みわめい
品詞名詞
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意味

(1)動植物学上の、動植物の日本名。学問上の標準名称。
一般にカナで表記する。

(2)漢語に対する日本語。日本での名称。日本名。 「わめい(和名,倭名)」とも呼ぶ。

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言葉倭国
読みわこく
品詞名詞
カテゴリ
意味

(1)日本の自称。

(2)漢代以来、中国からのわが国の呼称。

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言葉倭寇
読みわこう
品詞名詞
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意味

(1)鎌倉末期(14世紀の終り)から戦国時代(16世紀)にわたり朝鮮半島から中国大陸沿岸・海南島にかけて襲った日本人の海賊に対する朝鮮・中国側の呼称。
南北朝末期から室町初期にかけては朝鮮半島の被害が大きかった。朝鮮の高麗(コウライ)はその被害と防御には非常に悩まされ、その滅亡を早めた。倭寇討伐で功績を挙げた李成桂(リ・セイケイ)は高麗に代って朝鮮国(1392)を建てている。
勘合貿易が始まると一時下火となったが、戦国時代になると中国から南方にかけて活動が激化した。中国では明(ミン)朝がその被害に苦しみ禁圧を室町幕府に願い出たほどである。明の名将戚継光(Qi Jiguang)などの力により明末にようやく平定した。
豊臣秀吉の禁止により消滅。
明朝は朝貢貿易しか認めていなかったので、倭寇は私貿易が円滑に進むときは商人として行動し、思わしくないときには海賊行為に出たといわれる。
倭寇の構成員は、初めは瀬戸内海沿岸の漁民や土豪であったが、のちしだいに明人が倭冦と結託したかその名を借りたものが大多数となり、ポルトガル人も加わっていた。

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言葉倭州
読みわしゅう
品詞名詞
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意味

(1)大和(ヤマト)国の別称、中国風の旧国名。

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言葉倭歌
読みわか
品詞名詞
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意味

(1)日本固有の詩歌の総称。
長歌・短歌・施頭歌(セドウカ)・片歌(カタウタ)など。
「国歌(コッカ)」とも呼ぶ。

(2)(特に)短歌。

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言葉倭鞍
読みわぐら
品詞名詞
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意味

(1)大和鞍(ヤマトグラ)の別称。

(2)明治以降の洋鞍(ヨウグラ)に対し、日本の伝統的な馬具の総称。

(3)飾り鞍の一種。 唐様(カラヨウ)の唐鞍(カラクラ)に対し、和様化した鞍皆具(クラカイグ)(馬具一式)。 「わぐら(倭鞍,和鞍)」とも呼ぶ。

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言葉倭音
読みわおん
品詞名詞
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意味

(1)日本的に変化した慣用音。多くは混用や誤読による音が定着したもの。
「からごえ(漢音)」に対して「やまとごえ(和音,倭音)」とも呼ぶ。

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言葉大倭
読みやまと
品詞名詞
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意味

(1)日本国の別称。

(2)旧国名。畿内五ヶ国の一つ。現在の奈良県。 「わしゅう(和州,倭州)」とも呼ぶ。

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言葉倭建命
読みやまとたけるのみこと
品詞名詞
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意味

(1)古代伝説上の英雄・武人。
本名は小碓命(オウスノミコト)、別名は日本童男(ヤマトオグナ)・倭男具那命(ヤマトオグナノミコト)。景行天皇の皇子、大碓命(オオスノミコト)との双生児。
天皇の命を奉じて、景行27年、女装して九州の熊襲(クマソ)を討伐する。首長熊襲建(クマソタケル)・出雲建(イズモタケル)兄弟の弟は死に臨み、小碓命の武勇を嘆賞し、「日本武(倭建)」の名を献じる。
景行40年、東夷(アズマビト)征討のため出発。途中、伊勢神宮で叔母の倭姫(ヤマトヒメ)命から天叢雲剣(アマノムラクモノツルギ)を受け、駿河(スルガ)の焼津(ヤイヅ)で野火に遭(ア)い、剣で草をなぎ払い難を逃れたので、剣は草薙剣(クサナギノツルギ)と呼ばれることになる。
相模(サガミ)から上総(カズサ)に渡る際、走水(ハシリミズ)の海では妃(キサキ)弟橘媛(オトタチバナヒメ)が海神の怒りをなだめるため身を海に投じ、その犠牲によって海上の難を免れる。
日高見国(ヒダカミノクニ)の蝦夷(エミシ)を討伐。
帰途、尾張の熱田神宮の地に剣をとどめる。近江伊吹山の賊徒を征伐の際、悪神に敗れて病を得、伊勢の能褒野(ノボノ)(能煩野)で没し、白鳥と化したといわれる。

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言葉倭漢氏
読みやまとのあやうじ
品詞名詞
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意味

(1)古く日本に渡来した、漢民族の子孫と称する大和政権の有力氏族(豪族)。
後漢(Hou Han)の霊帝(Ling Di)(在位: 167~ 189)の曾孫とする阿知使主(アチノオミ)の子孫と伝えられる。
「東漢直(ヤマトノアヤノアタイ)」とも呼ぶ。寺遺跡)

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言葉恒居倭
読みこうきょわ
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(1)1436(永享 8)李氏朝鮮から交易のために三浦(サンポ)に居住が認められた日本人。また、三浦に居住する日本人。
1510(永正 7)三浦の乱により、1512(永正 9)壬申(ジンシン)約条が結ばれ、日本人の居住は禁止となる。

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言葉丁酉倭乱
読みていゆうわらん
品詞名詞
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意味

(1)豊臣秀吉の「慶長の役」(1597~1598)の朝鮮での呼称。

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言葉倭の五王
読みわのごおう
品詞名詞
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意味

(1)中国の『宋書(ソウジョ)』・『梁書』などに見える、南朝の宋に朝貢した5世紀の倭国王、讃(サン)・珍(チン)(弥<ミ>)・済(セイ)・興(コウ)・武(ブ)の五人の王。
王の名は天皇の名を中国風に表記したもので、讃は応神か仁徳か履中、珍(弥)は仁徳か反正、済は允恭、興は安康、武は雄略の各天皇に比定される。
 413~ 502年に13回にわたって遣使朝貢している。倭王が何度も朝貢したのは、南朝の文物を輸入するだけではなく、南朝の権威を借りて高句麗の南下を牽制し、朝鮮半島南部の大和政権の権益を維持する目的もあった。しかし、南朝は倭国の国際的地位を百済や高句麗よりも低く評価しており、また南朝の対高句麗政策も倭国の意図とは異なっていたので、所期の目的を達成できずに遣使を打ち切っている。

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言葉倭文神社
読みしどりじんじゃ
品詞名詞
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意味

(1)鳥取県中北部、東伯郡(トウハクグン)東郷町(トウゴウチョウ)にある神社。
「しずりじんじゃ(倭文神社)」とも呼ぶ。

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言葉壬辰倭乱
読みじんしんわらん
品詞名詞
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意味

(1)豊臣秀吉の「文禄の役」(1592~1596)の朝鮮での呼称。

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言葉魏志倭人伝
読みぎしわじんでん
品詞名詞
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意味

(1)3世紀後半に成立した中国の史書『三国志』の『魏志』東夷伝倭人条の通称。
二千字たらずの文章であるが、2~3世紀の日本を知る貴重な史料である。ここに記された「邪馬台国(ヤマタイコク)」に至る道程の解釈により、その位置を畿内とする説と九州とする説に分かれている。
「邪馬台(臺)国」を「邪馬壹国(ヤマイコク)」と記されている古版本もある。

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